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ALANET 社長ブログ

京都唯一のスーツメーカーの二代目社長の
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友人の訃報に接し
  チョット暗い話ですが、本当に親しかった友人をしのんで、どうしても書いておかねばならないと思い、退屈と存じますが少々お付き合いください。

   昨年の12月の事です。

 そろそろ年賀状のシーズンが今年もまた来たなあと思っていた時に喪中の葉書が何枚か来ました。私も皆様と同様に数年前から宛名はパソコンで印字しており( 実はみな家内がやっております)そのために事務的に喪中の何枚かのハガキの方だけ出さないようにチェックしました。
その中の1枚に高校の同級生が含まれていたのです。軽率にも私は同級生の父親が亡くなられたものと想い、何も気を止めずに、そのままにして時間が経ちました。月が替わり、ある日別の友人から、本当に久しぶりに電話がかかってきたのです。

   「なんや  久しぶりやなあ」

   「知ってるか? 中塚君が死んだんやで!!」

 よく昔からたちの悪い冗談を言い合っていた中でしたので、又悪い冗談を言ってるなあと想い「何言うてんねん。アレは彼のお父さんやで!!」

       「あほか!!本人や!!」

私はずうーっと勘違いをしていたので、改めてそれを聞いた時は本当に愕然としました。にわかには信じがたい話だったからです。
 名前は中塚君と言い高校時代からの親しい友人で、若い頃何回も一緒に旅行へ行ったりした中です。年末に来た喪中の葉書はてっきり彼のお父さんの訃報であると勘違いをし、そのまま2-3カ月放置したままだったのです。久しぶりの友人の電話の知らせを聞いて、何か悪い事をしたような気持になりました。なぜなら、喪中の葉書をいただいているにもかかわらず、こちらから何の連絡もせず、まして、お参りにも行かず、中塚君の奥さんにしてみれば「なんと水臭い奴やなあ!」と思われたのではないかと思い、うかつだった自分が嫌になりました。
 電話をくれた友人と日取りを打ち合わせて、早速二人でお参りに行った次第です。

 亡くなられて、もう半年以上たっているので奥さんの気持ちも何か吹っ切れた様子で我々に笑顔で接してくれました。そして、生前の話や、高校の時の話など楽しそうに語ってくれました。
奥さんにとっては大変つらかったと思いますが、いっぱいの素晴らしい思い出が、今の奥さんの悲しさより優っていたのでしょう。

 中塚君はとりあえず元気な男でした。彼は大学に行く事だけが人生ではないと、自ら職人の道を選んだのです。

   ナント畳職人になったのです。

 その頃、みんなは大学受験で頭がいっぱいでしたが、彼は悠然と構え立派でした。大学を出てサラリーマンになったって、大したことはありません。
 彼は畳職人になって、がむしゃらに働きました。今は何でも機械化の時代なのに、彼は太い太い針を畳に突き刺し、全てハンドメードの畳つくりに専念したのです。
 鉄の様な頑丈な体と、持ち前の明るい性格と血の出るような努力で彼はインテリヤショップのオーナーにまでなったのです。
いつか彼の指を見た時は、びっくりしたものです。カチカチに固く人の二倍ぐらいの太さがありました。

そんな彼が、なんでまたこの若さで逝ってしまうなんて!!!

 奥さんの話では健康すぎるのが逆に禍になりましたと言っておられました。彼は、ずーっと医者嫌いだったのです。病院へは行ったことがなかったそうです。本当にもうどうにもならない状態になるまで病院に行かなかったそうです。挙句の果てにしかたなく病院へ行った時には末期ガンで手遅れだったそうです。

 彼との楽しかった思い出はいっぱいあります。

高校の時、学校をさぼって良く二人で遊びに行ったものです。その頃、学校をさぼるスリルが何とも言えなかったのです。そして、私はお寺を回って写真を撮るのが好きでした。しかし彼は、世界史が好きで日本のお寺なんかあまり興味がなかったと思います。
 私が、夏のお寺と冬のお寺では大変趣が違うといい、暑い暑い夏や雪の降る冬にも、嫌な顔一つせず、よく付き合ってくれました。
高校を出てからは、それぞれお互い別の道を進んだので、そう頻繁に会う事がなかったのですが、ある日突然こんな現実に直面すると、虚しさを感じ、思い出すたびに胸に耐えられない痛みを感じます。
         とてもさみしいです。




















































 























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