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ALANET 社長ブログ

京都唯一のスーツメーカーの二代目社長の
ファッションと映画の今昔歴
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蕎麦について
  私は、いわゆる「通」ではありませんが蕎麦は大好きです。単に好きなだけで自分で打ったりすることはありません。「あそこのは旨い」「こっちのはいい」と、単に自分の好き嫌いを勝手に言っているだけのたちの悪い評論家です。
一概に日本蕎麦といっても本当にいろんな種類があって楽しいです。もっとも、日本の北の端から南の端まで各地の蕎麦を食べ歩いたわけではないので、何とも評論できませんが、一般的に有名な信州、山陰、北陸そして出石など以前は出帳とあわせて良く行ったものです。
 前に、このブログでも書いたように松江や出雲は本当の楽しかったです。東京や京都と比べると田舎(すみません)で、何もありませんが何とも言えない風情があり、心安らぐ土地です。
 肝心の商売はサッパリでしたが、松江や出雲には、いたるところに粋な蕎麦屋がたくさんあるのです。そして、どちらのお店も当たり前のように手打ちで各お店に特徴があり、私はいつも2〜3軒は必ず、はしごしておりました。
京都の同業の方からしてみれば、あんな色の黒い、粗野で品のない蕎麦はきらいです、、、とおっしゃるかもしれません。そして又ダシは濃く特に京都のやや甘い目のダシとは大違いです。そして肝心の蕎麦の食感はつるつるした感じではなく、むしろザラザラしており通の方からすれば「のどごし」が悪いかもしれません。
 まるで、素麺の様に何の抵抗もなくスーッと喉を通るというわけにはいきません。
 
   しかし、香りがものすごくいいのです。

蕎麦本来の香りが強く私は大好きです。
その数ある松江の蕎麦の中で私はいつも「神代蕎麦」に寄っていました。もちろん、割小しか食べません。その3枚の割子蕎麦を食べる時は本当に「至福」の時間でした。
何時もいってるのに、又そこの主人は私の顔をよく覚えているのに、決して愛想いいとは言えませんでした。

   でも、いいのです。

そこの、おっさんの笑顔はどちらでもいいのです。蕎麦さえおいしかったらそれでいいのです。
注文して、その3枚の割子蕎麦が出てくるまでのほんの数分が何とじれったい事か!!!
そして蕎麦が出てきたら3枚を一気に食べます。食べ終えたら、濃い目の蕎麦湯で残りのダシを飲んだ時の満足感はたまりません。

   あー、うまかった。

そしてそれから、2軒目を目指します。その頃は、大抵「松本蕎麦」に行っておりました。後で聞いた話ですが廃業されたそうで残念です。その松本蕎麦は京都によくあるような普通の町家で、かろうじて小さな看板があるぐらいで、関心のない人なら全く蕎麦屋とはわかりません。そして、確か数人の女性でやっておられたようです。ちよっと容器(?)も独特で楕円形の弁当箱の様な塗りの器に入っており、比較的、山陰には珍しく細切で、のど越しも良く、そしてまた、ダシがやや甘目で大変おいしかったです。
2軒蕎麦屋巡りをして一時間ほどサボってしまいました。さあ、得意先回りをしなくてはなりません。

 その得意先ですが、もうなくなられて20年以上になります。たしか昭和30年ぐらいからのお付き合いでそこの主人には大変お世話になりました。

 一通り用事を済ませ次のお得意先は出雲です。出雲の銀座屋と言えば、その頃、山陰、山口、さらに広島を一円にシェアーを持っておられた名門のお店でしたが、こちらのお店も今はもうありません。

   その出雲から大社はすぐです。

いわゆる、縁結びで有名な神社で格式高く全国の神さんがここに寄り集まって居られるそうです。
大社といえばなんといっても「荒木屋」です。もう長い事行っておりませんが、そのころ(私が営業で回っていた頃)はこちらのお店も毎月の様に行っておりました。
「荒木屋」へ行ったら、まずは鴨なんばです。まるでラーメンのチャーシューのように蕎麦が見えないぐらい鴨がいっぱい並んでいるのです。またその鴨が脂がのって薫り高く非常にジューシーです。その横に脇役として鴨を引き立てる太いネギの存在がたまらなくステキです。やはり、鴨にはネギですね。熱い蕎麦なのに最後のおつゆの1滴まで一気に食べます。

   もう満足の一言につきます。

それから一息おいて、割子三枚を注文します。あー、やっぱり荒木屋の割子蕎麦は日本一です。そして、いつものように蕎麦湯をいただき荒木屋の息子さんの「こうちゃん」(きっと立派な御主人になっておられる事と思います)と10分ほど雑談します。それが大変楽しかったです。
そこの奥さん(こうちゃんのお母さん)も大変親しく接してくださいました。今から思えば、山陰の方へ行ったら蕎麦の事ばかり考えて商売にあまり力が入ってなかったかもしれませんね。

  松江や出雲の人の人情とそばの香りが懐かしいです。

           又いずれ、この続編を書きます。













































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