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ALANET 社長ブログ

京都唯一のスーツメーカーの二代目社長の
ファッションと映画の今昔歴
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夢について
   私は夢をよく見ます。
夢と言っても将来に対して抱く夢ではなく寝ている間に見る夢の事です。以前にもチョイチョイ、これに似たような話をブログに書きましたが、それを読んだ友達が私に「君は気楽やなあ」って言うのですが、そのように見えるだけで本当はそうでもないのですよ!!
 そして見た夢の話を朝、家内に話すと「アンタの夢の話なんかどっちでもええわ」と言ってちゃんと聞いてくれません。
ですから夢の話は家内にはしません。もっとも他の誰にも、そんな話はしません。人によって、夢をよく見る人と、ほとんど見ない人があるようですが、私は本当に良く見るのです。そして、その見た夢を、朝目覚めた時に反復するのです。そうでないと、折角非現実的な夢の話が、そのまま消え去ってゆくのが何かもったいないような気がするからです。
 黒澤明監督が自分が見た夢の話を映画にした気持がよくわかります。
先日も、かなり鮮明で、長編で、しかも何とも不思議な夢を見たのです。しばらくの間、時間つぶしと思って私の見た夢の話にお付き合いください。

  多分出張の帰りの話だと思うのです。
どこかは解りまさんが地下鉄に乗っていて、停車し、電車から降りて、しばらく歩き改札を出て階段を上がっていくとなぜか浜辺に出るのです。

   まるで「メトロに乗って」か「異人たちの夏」ですね。

不思議な事に、そこに広がる世界は、きっと江戸時代で何ともファンタジイなのです。人も大勢歩いておられ多くの方は着物姿で女の人は髷を結い男の人はちょんまげで、みんな下駄をはいているのです。もちろん、道路は舗装なんかされておらず、道の両端に石が規則正しく、ずうっと並んでいるのです。

   時刻は夕方かと思われます。その海岸沿いで10人ほどの男の人がふんどし姿で網を引き揚げているのです。

   「ヨイショ ヨイショ」

大きな掛け声で網を上げています。その声が夢の中できこえるのです。しばらくすると、その引き上げられた網の中には、大きな魚や小さな魚がいっぱいかかり、キラキラとうろこが光っています。

   「何か、わからんけど、えらい所へ来たなあ、、、」

と、夢の中で考えている自分がいるのが何とも不思議ですね。辺りを見渡すと、そこは海岸近くで多くの船宿が並んでいます。また、その中に立派な屋敷の料理旅館があり、そこの離れの方から、にぎやかな声がするのです。どうやら、宴会をやっているようで三味線の音が聞こえてきます。

   「何やら、景気良さそうやなあ」

その船宿や料理屋が並んでいる海岸沿いの道を歩いていて、こんなところでフラフラしていたら、中々家に帰れそうにないので、仕方ないから今日はこの辺で泊まろうかと夢の中で考えているのが面白いですね。
 通りがかった、おじさんに「ここはどこですか?」と尋ねると「新橋や」というのです。

   へ――あの東京の新橋!!!

まるで葛飾北斎の版画にある景色そのものなのです。

            「まあいいか」

取りあえず泊まる所を探そうと思いウロウロ歩いていると妙なネオン街の様な場所にたどり着いたのです。

   「ははあん、、ここは溝口健二の赤線地帯やなあ」

と、これも夢の中で考えている自分が不思議です。汚い、小さい、ケバイ家がたくさん並んでいて、あちこちで進駐軍のアメリカ兵がうろついており、そのアメリカ兵をキャッチしようとする娼婦(いわゆるパンパン)がキャアキャア声をあげています。高峰秀子の「浮雲」のシーンと全く同じバラック小屋がいっぱい並んでいて、そこには戦後すぐの荒廃した日本の姿があるのです。
 考えてみれば、映画ではそんなシーンをよく観ますが、私は戦後生まれなので現実的にそんな景色はみた事がないのに、なぜか夢の中では鮮明にそのシーンが出てくるのです。

   「こんなところでウロウロしてられん」と思い、そこへ通りがかった人に道を尋ねたのです。

   「ここは新橋らしいのですが品川へ行くにはどうしたらいいでしょうか?」

すると、その方は親切にいろいろ教えてくださいました。

   「品川まで行くには峠を越えねばなりませんよ!!」
(なんで新橋から品川へ行くのに峠越えをせんとアカンのか?)


   「構わないです。明日の朝までに家に帰れたらいいですから」と、、、
 
夢の中で私は、いつ頃か、どこの場所か、わからない世界の中で、そのとうりすがりの方に答えているのです。

船宿がいっぱい並んでいる新橋の海岸から成瀬巳喜男の「浮雲」の1シーンを通りなぜか砂利道のでこぼこした峠をこえて、やっと品川がみえたのです。もうすっかり夜も更けて人どうりも疎らです。

学生時代の品川駅しか私は知らないのに夢の中では今の品川駅が出てきたのです。新幹線も止まる、最近大きく飛躍したあの品川駅です。テレビや写真で見ただけで行ったことがない、おもいっきり立派になった品川駅が夢の中で、でて来たのです。

   この夢はそこで終了です。

私の思考形態はどうやら単純で夢に出てくる場面がどうしても映画の1シーンとリンクするのです。特に、好きな映画のシーンが頭の隅のどこかに残っており、夢の中でその記憶を引っ張り出して、その中で遊んでいるのでしょうね。

あまりにも鮮明で、あまりにも不思議な夢なので何かに書き留めておきたい衝動にかられ、その朝メモに書いておきました。

   ぼろくそに言われるので、この話は家内にはしておりません。

   夢って面白いですね。


 よくもこんなアホな話に付き合っていただけた事を心から感謝します。


    次はもう少しましな事を書きますので、見捨てないでくださいね!!






































   



















































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