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ALANET 社長ブログ

京都唯一のスーツメーカーの二代目社長の
ファッションと映画の今昔歴
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ものを所有しない時代
 子供のころ、よく公園でメンコやビー玉で遊んだものです。今から思えば、良くあんなことをしていたなあと思いますが、もう夕方になって、あたりが暗くなるまで、それに興じたものです。帰りが遅くなって、また怒られると分かっていながら、ヒヤヒヤし、メンコやビー玉遊びに熱中し、勝ったら沢山のメンコやビー玉を友達からゲットできるのです。そして人より沢山メンコやビー玉を持っていることが自慢で友達とそれを見せ合います。とりあえず、沢山ほしいのです。
 どれも大して変わらないのですが、メンコに描かれている絵やマンガに優劣があり、それぞれに交換率が変わります。なかには、10枚出されても交換したくない程、価値のあるものもあったのです。
 皆さんご存知のようにビー玉だって大きさの大小はあるものの、大して差がないのですが、それはそれで、そのころ子供にとっては、たまらなく欲しくて仕方ないものがあり、みんな、そんなメンコやビー玉をいかに沢山所有しているか、それが誇らしかったのです。

 それから、もう少し成長し、中学ぐらいになると、そんなメンコやビー玉は卒業し次は違うものを所有したがるようになります。
   それはレコードです。

 ちょうどそのころフォークソングが大変はやったのです。ヴェトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国内で反戦意識が大変高まった社会状況の中で生まれた音楽のようです。

  今でも、耳の奥にずっと残っています。

中学になると、ちょっとすねたり、ひねたりして、生意気になり勉強もさほどせずにニキビ面で親に反抗するばかりで、そのフォークソングのレコードを聴いて、まるで自分ひとりが偉くなったような気分に浸るようです。
そのジャズやフォークのレコードを沢山持っていることが自慢だったのです。本も読まないのに本棚にバアッとそんなレコードを並べて、そのジャケットを見ては、ひそかに微笑んだという思い出をお持ちの方は、たくさん居られるのではないかと思います。
 もともと日本は資本主義の国ですから私有財産が認められています。というよりも、そのころは高度成長で国民すべてが、より多くのものを所有したいという社会状況でした。みんながものを所有したい、物が欲しい、という思いで消費がものすごく活発となり、その原動力で景気が良くなり今日の日本が成長してきたのではないかと思います。

ところが、世の中が大きく変化し、ものを所有しない、ものを欲しがらない時代へとなりつつあります。すべてがそうではありませんが、多くがものを買う時代から借りる時代へと変化しつつあるようです。
 たとえば、先にちょっと触れたレコードの話ですが、レコード自体がもうすでに過去のもので今や音楽はCDで、いや多くの人はスマホで聴いているようです。
映画だって同じようなことがいえると思います。昔はビデオを棚にいっぱい並べて喜んでいたのですが、いまや、それを再生するビデオデッキすら探すのが大変な時代です。
 すべてがDVDに変わってしまい、しかもそれを所有しようとは思いません。

   レンタルで十分です。

私のように同じ映画を何回も見たがる変人(?)でも別にその好きなDVDを持っている必要がないのです。

   ツタヤで借りればいいのです。

さらに進化してオンデマンドがあります。見たい映画を見たいときに配信してくれるのです。まったく所有する必要がないのです。本や雑誌も同じようなことがいえると思います。

   電子ブックです。

本はもう買わなくてもいいのです。もっとも、本屋のあのにおいが好きと本屋でウロウロするのが趣味の人も大勢居られますが、、、
車だって買う必要がありません。借りればいいのです。しかし、レンタカーはナンバープレートが「わ」なので、なんとなく恥ずかしいとか、かっこ悪いとか思われる方はリースにすれば解決します。多少高くつきますが、車検ごとに新車に乗り換えられます。
 
家だってそうです。「男の一生の仕事や!!」とかいって、命がけでローンを組んで必死の思いで家を買わなくても適当なものを借りればいいのです。このごろは家具はもちろんのこと、テレビ、冷蔵庫、洗濯機といった必要最低限の電化製品付の賃貸マンションだっていくらでもあります。そして、家族が増えたり、飽きたりしたら引越ししてマンションを変えればいいのです。
多少経費がかかりますが快適な生活がおくれますよ。

 そのように普通のライフスタイルそのものが、どんどん変化していくように感じます。ものを所有しない、ものを欲しがらない世の中になるのではないでしょうか?そんな中で、これからも我々は商売を続けて行かねばなりません。益々、考えねばならない課題が増えて大変ですが反面やりがいがあるというものです。
 欲しいものを所有したいという人間の心の奥深くにある感情をもっともっと研究しこの難しい時代を生き抜いていかねばなりません。

 そんなえらそうなことをダラダラ書いてきましたが私個人は物欲の塊です。歩けもしないのに、まだ靴が欲しいのです。死ぬまでに1足も靴を買わなくても不自由しないくらい持ってますがまだ欲しくてたまらないのです。その時々の気分や天候に合わせて、毎日靴を替えます。すると、不思議とやる気が沸いてくるのです。

   「さあ、今日も一日がんばろう」と、、、、

そして時計も好きです。欲しくてたまらない時計はいっぱいあります。只時間を確認するだけならケイタイで十分です。しかし、時計はそうじゃないんです。持っているという喜びがあります。しかも、付けるのは一個なのに、いくつも欲しくなります。しかし、時計は少々高くつきます。

   「死ぬまでにパテックが欲しい」

そんなことを、思っているようでは子供がメンコやビー玉を集めたがる気持ちと変わりませんね。

   ちっとも進歩がありません。やっぱり、欲しいものは欲しいですね。



















 



























































 
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