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ALANET 社長ブログ

京都唯一のスーツメーカーの二代目社長の
ファッションと映画の今昔歴
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禁煙について
 私は今から、およそ三十年前にタバコをやめました。その理由は、健康のためは当然のことながら二男のコウタが生まれる前のことでした。長男が生まれたころはまだ吸っており「もうやめなあかん」と思いながら、正直なかなかやめられませんでした。
そして、その頃何回も禁煙にトライしては失敗したのです。

   およそ三十五年ほど前のことです。

たとえば正月とか、誕生日とか、結婚記念日などなにかちょっとした節目を設定し禁煙を始めるのですが続きません。さあ、今度こそと思い決行するのですが、数日すると吸いたくなるのです。禁煙を始めて、ちょっとして、夢の中でたばこを吸い「ああ、また吸ってしまった!」とたいへん目覚めの悪い思いを何回もしました。
 そもそも、いつごろからたばこを吸い始めたかというと、私は割とまじめで、大学三年の頃だったと思います。その頃は、禁煙するという考えの人はほとんどなく男の人は大半喫煙者でした。むしろ、吸わない人は病的な潔癖症か変人でした。大人になったら、たばこを吸うのが当たり前という社会的風潮があったと思います。
 生徒に指導しなくてはいけない学校の先生もたばこを吸っていて、反抗的な生徒なら「お前が吸っているのに、何でわしがすったらアカンのや!」と抵抗していたことでしょう。それだけではありません。「タバコは体に悪いですよ!」と言っているお医者さんだって吸っていたのですから、今から思えば信じられません。町でも、多くの人がくわえ煙草で歩いていました。又それが、なんとなくかっこよかったのです。

   でも今は路上喫煙は罰金です。

スポーツの世界でもそうでした。今では考えられませんが、プロゴルファーがグリーンをくわえ煙草で歩いていたのですよ。
私も、その頃よくテレビでゴルフトーナメントを見た記憶がありますが、あの傘のマークで有名なアーノルドパーマーだってプレイ中によく煙草を吸っているシーンがありました。その頃は、そんなことが許されていたのですね。

 話は、元に戻って、私がたばこを吸い始めたきっかけをお話ししましょう。本当に自然な流れでした。大学三年になってゼミを選択したのです。皆さんもよく知っておられると思いますがゼミは一般の授業と違い少人数で小さな教室で、比較的自由な雰囲気で、自分の研究課題を勉強するというものでした。我々のゼミは10名ぐらいだったと思います。その授業の間中、私とただ一人の女性以外みんなひっきりなしに煙草を吸うのです。ただでさえ、小さな教室なのに、もう30分もすれば酸欠になるほど、教室が煙だらけです。窓際の人が、気を使ってしょちゅう換気に神経を使っておりました。ゼミが終了したら、そこらにあるアルミの安っぽい灰皿がどれもこれも吸い殻の山です。タバコを吸いながら、難しい顔をしていたら何か本当によく勉強しているインテリみたいに見えたのです。

   「バカみたいな話です」

周りがみんなそんな感じの時代でしたので、私も、つい巻き込まれてタバコを吸い始めてしまいました。タバコを吸うという行為が習慣になると朝起きて寝るまでことあるごとに吸ってしまいます。何のためか、わかりませんが自分が大人になったような錯覚に陥るのです。
 それから、しばらくしてパイプという存在を知ったのです。一般的な紙巻きたばこと違ってその煙の臭いが何とも言えず、パイプをくゆらせながら、本を読んでいるとまるで学者気取りです。
 パイプを始めると、そのパイプをいろいろ集めたくなります。今でもそうだろうと思いますが、やっぱりダンヒルのパイプが一番でした。形はとてもオーソドックスですが何ともかっこよかったです。1本いくらだったか、覚えておりませんが、たいへん高かった印象があります。またそのパイプにつめる葉タバコも袋入りのものや缶入りのものなどいろいろあって、やっぱり外国のものが主流でした。多くはイギリスですがオランダの「アンホラ」という名前の葉タバコは甘いブランデーのようなたいへん良いにおいでした。とりあえず、どれも高価でした。ダンヒルのパイプでタバコをくゆらしていると行ったこともない異国の地にまるで自分がいるような錯覚を覚え、いかにも勉強に集中しているかのような自分に陶酔していたのでしょうね。

   ただ、カッコつけているだけなのに!

喫煙が習慣になりパイプをたしなむようになると今度はマッチではなくライターが気になるのです。今でも、熱狂的なファンが多くいると思いますが、あの有名な「ジッポー」です。ライターのふたを開けるとピンという音がして、もうたまらなくかっこよかったのです。ジッポのオイルライターのふたをピンとあけタバコに火をつけるシーンがよく映画に出てくるでしょう。
スチィーブマックイーンやクリントイースドウッドが渋い顔をしてタバコに火をつけるシーンが絵になり、なんとかっこよかったか。しかし、いくらかっこよくてもタバコは絶対体によくありません。
 自分の体だけの問題ではないのです。周りの人に迷惑がかかります。まして、換気の悪い小さな家の中で一緒に生活している家内や子供たちに悪いのにきまっています。以前からそのように思ってはいたのですが意志が弱く前述したように、なかなか禁煙できませんでしたが二男が生まれる前月の12月に一大決心をして、もうどんなことがあってもタバコは吸わないと決めたのです。自分のことだけでなく家族のためなら、そんなことぐらい仕方ありません。
 元旦からたばこを絶つと12月の初めに決めて、およそ1か月毎日ひたすら心に言い続けながら吸い続けました。

   「お前は、あほか!いつまでこんなものを吸っているのか!」

と、1本火をつけるたびに心に念じながら、12月末まで吸い続けました。その頃、私は大体1日に50-60本は吸っていたと思います。しかもやや強めの「ショートホープ」です。午前中に軽く20本は消化し麻雀なんかした時は、もう何本吸ったか数え切れません。

   今から思えば、なんと愚かなことか!

毎日毎日自分に言い聞かせ、暗示にかけ一か月を過ごしました。すると、月中ぐらいになると、もう吸いたくなくなってきたのです。それでもまた、同じように、同じことを言い聞かせ自分に暗示をかけ吸い続けたのです。
とうとう、大みそかになり明日は正月です。年が変わったらもう二度と、一生タバコを吸わないと決心しました。

おかげで、それ以来、1本も吸っていません。二男が今年31歳なので、つまり禁煙して30年以上になります。そういうやり方で、私は禁煙に成功しました。

 それなのに、今息子二人とも、たばこを吸っています。一体誰のために、こんな努力をしたのか、お前らわかっているのか、、、と言いたいです。

 今や、喫煙は病気です。タバコを吸う人は病人なのです。最近、どこの病院へ行っても禁煙治療のポスターがはってあるでしょう。つまり、たばこは病原菌なのです。たぶん、喫煙率も以前と比べるとだいぶ下がってきていると思いますが、もしこのブログを読んでくださっている方で、まだ煙草を吸っている方がおられるなら、今すぐに禁煙してください。
自分の意志では、なかなか難しいと思われる方は、病院へ行ってください。
 タバコは、おそらくまだまだ値上がりします。おやめになったら、月に二万円や三万円が軽く残るのですよ。まずは、健康第一です。そして、たばこをやめると喉の調子がよく何を食べてもおいしく感じるはずです。

   大切な命と引き換えにまだ吸い続けますか?

































































































 
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