2011.10.18 Tuesday
「モンガに散る」
最近観た台湾の映画です。
神経を集中して じっくり観ているとハリウッド映画や韓国のアクション映画に
大きく影響を受けている様に思えますが、大変力作でした。
観終わって、もう一度始めから観なおしてもいいなぁと、衝動にかられる程
力強い作品でした。
簡単にストーリーを紹介しますと、不良少年5人が非行を繰り返し、高校を
退学し、やくざの世界に入り学生の時の友情が、だんだんやくざの義理や
人情に流されて ついには裏切りや自己保全に変わり、お互い破滅していく
という話です。
比較する映画がちょっと飛躍しすぎかもしれませんが、、セルジオ・レオーネ
(クリント・イーストウッドを育てたマカロニウエスタンの監督)のあの超名作
「ワンス アポン ア タイム イン アメリカ」を彷彿とさせる、大変出来の良い
映画でした。
台湾でも、これだけの映画が作れるのだなぁ…と感心しました。
本題とはそれますが、この
「ワンス アポン ア タイム イン アメリカ」
とても素晴らしい映画です。そして とても長編です。
3時間半にたっぷりありますが、始めから最後まで 全くあきる事なく、中だるみ
もなく、緊張感をもって、釘付け状態で観られ、観終わったら、あまりの感動で
席が立てないくらいなのです。
音楽が素敵です。有名なエンニオ・モリコーネです。
概略を言いますと、ニューヨークを渡ってきた、ユダヤ移民の子供たちが
団結し、ギャングとなり 愛や裏切りや抗争に明け暮れ、最後は全て崩壊して
ゆくというストーリーです。
自慢ではないですが、私は何回も観ていますが、何回観ても感動します。
「ゴッド・ファーザー」も「ディア・ハンター」も好きですが、これが一番です。
その「ワンス アポン ア タイム イン アメリカ」の台湾版と思って
ください。是非 おすすめの一本です。
秋の夜長です。御自宅で、一人でじっくりと名作を御覧になるのもいいですよ!!
これから 又 私の偏見で映画案内を致します。
★ モンガとは台湾の歓楽街らしいです